2019年10月4日<銅版画と言葉の展示>のお知らせ

1-3ぺんぺん丘ed1原画280【森川美砂 個展~小さな人よ~】

2019年11月5日~10日 12:00~18:30(初日13:00より 最終日17:00まで)

Gallery 美の舎

台東区谷中1-3-3    千代田線「根津」駅1番出口より徒歩3分

http://www.binosha.jp  

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11月のコビトと遊ぶ

永遠のこどもごころをテーマに、約30点の銅版画と言葉の展示をします。

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2019年10月1日今月の銅版画と詩について

今月の銅版画は、「ぺんぺん丘」 最新作。

詩は、「永遠のこども」 7年前に書きました。

なくしてしまったのに、忘れていないこと・・・思い出。

でも、忘れてほしいこともあります。 自分にも罪があり、許してほしいからです。

思い出の丘のあの子にも、許してほしいことがある。

2019年9月17日今月の詩画「コビトカバ」~河馬について

コビトカバ234.gif-web 「さあ、河馬を見よ。

  これはあなたと並べてわたしが造ったもの。」

 聖書の中で、神が、ヨブに答えて語った言葉です。

 神が造られた第一の獣、それは、河馬..。

 読んでびっくり。聖書とは、実に不思議な物語です。

 コビトカバは、上野動物園にもいますが、つまらなそうにしています。

 そこには川も蓮もないので、気の毒だと思う。 コビトカバにも幸せを。

 この銅版画も、秋に谷中に飾ります。 追ってお知らせいたします。

2019年8月18日オオ!キツネノカミソリ

2019年8月オオキツネノカミソリ250web

  夏枯れの小石川植物園にて、オオキツネノカミソリという花を発見、

 ヒガンバナ科と、標識にある。

 その隣の標識に、キツネノカミソリ、

 そのまた隣は、タヌキノカミソリ、と書いてある。

 本当だろうか?こんな冗談みたいな名前。

 小さなキツネとタヌキの花は、まだ開花していなかった。

 来月の彼岸までには咲くのだろう。楽しみである。

 オオダヌキノカミソリという標識は、見当たらなかった。

2019年7月9日

2019年7月5日夕焼け280  おとうさん、今どの辺りにいらっしゃいますか?

  この世では、四十九日も開けて七月。

            *

  父のこと、最後まで「せんせい、せんせい」と呼び掛けて下さった

  小規模多機能施設「おきな」のスタッフの皆様、そのご親切、

  心にかけて下さったケアマネージャーさん、

                        大変お世話になりました。ありがとうございました。

2019年4月15日現代の織部~キム・ホノさんの茶碗

キムホノ2019織部.gif280 器狂いで、古いものが大好きなのだけれど、

 同世代のものづくりの息吹を、身近に感じることもうれしい。

 キム・ホノ展を、いつも楽しみにしている。

 キムさんは、こどもの心を持っていて、それは織部のこころ。

 この春は、小ぶりの抹茶茶碗。

 「黒織部」みたいだ。「白織部」と呼びたくなる。

 あそぼ、あそぼ、といっている。いのちが渦を巻いている。

 生きることは、時々苦しい。

 それぞれの人生を、おおらかに、生きられればいいのにね。

2019年3月18日3月の戦場ヶ原

日光白根・戦場ヶ原 3月の戦場ヶ原は、とても静かだ。

 光徳入口から小田代ヶ原分岐まで、誰にも出会わなかった。

 なんという清清しさだ。

 男体山とは反対側に、日光白根山が見える日は、飛び切りうれしい。

 湿原の草原化が進んでいるが、残雪と川沿いの森歩きを楽しめる。

 その奥の湯元温泉に、静かな宿がある。 身も心も、活き返る。

2019年1月20日ロウバイの花

2019年1月ロウバイweb ロウバイは、蝋細工の梅のようだから、蝋梅(ロウバイ)。

 まだ寒いこの時期に、うつむいて咲く 地味な花。

 東京は、穏やかな大寒を迎えたが、これから雪も降るだろう。

 その寒さにも、雪にも耐える 覚悟の花だ。

 目立たないけど、香しい。 そういう人がいる。

                ~小石川植物園にて~

2018年12月21日よい職人は・・・

IMG_2950-クリスマスweb ドイツの木製聖歌隊、 ささやかだけど、細やかな職人仕事。

 よい職人は、きれいな仕事をする。

 今秋、近所の家が解体された。解体のための足場の幕は純白だった。

 台風の前、せっかく張ったその幕を一旦はずして強風を避け、

 翌日、張り直し。 当たり前のことなのだろうが、まじめな仕事だ。

 その幕は、青空に清々しかった。 やさしそうな親方で、

 仕事の後は、掃除片付け。よい職人は、きれいに仕事を仕舞う。

 天は見ている。聴いている。

 よい仕事をするすべての人に幸あれ、と祈る。 よい仕事をしたい。

2018年10月28日とうに夜半を過ぎても

 2770テーブルランプ250web眠れぬ夜もある。

 レイ・ブラッドベリの短編集「とうに夜半を過ぎて」の中に、

 世にも陰鬱な短編「十月のゲーム」が収録されている。

 この作品は、小笠原豊樹さんの訳で読まなければ、心に響かない。

 小笠原さんの言葉には、翻訳の力とセンスを感じる。

 螺旋階段を駆け下りるように、ある確信が強まってゆく。

  LONG  AFTER  MIDNIGHT

  10月は神無月。 神はどこへ行ったのか。

2018年9月18日黒蝶と彼岸花

カラスアゲハと彼岸花web 彼岸に咲くから、彼岸花。黒衣の蝶がよく似合う。

 花にも蝶にも日が差して、ガラス細工のような一瞬。

 小石川植物園には、秋のこの時期、彼岸花の森の道が現れる。

 彼岸花の道は灯の道、蝶がひらひら道行きし、やがて共に消える。

  蝶は魂の象徴で、プシュケ(psyche)→ psycho→ psychology

 息も心も魂も、ひらひら消えてゆくのかな。

 現れては消え、また現れる。

2018年8月31日あゝ雷鳥

雷鳥・唐松岳 2018年8月18日、唐松岳付近にて、雷鳥の親子を目撃。

 この写真はお母さん。二羽の子供も大きかった。

 好奇心いっぱいの子供たちを、母が茂みに呼び寄せる。

 手前のポヨポヨした二輪は、チングルマの花のあと。

 夏の終わりを告げている。 サヨナラ、またね。

 この日、唐松岳の朝は、3℃でした。

2018年8月10日夜市、縁日、レッドタートル

ヤブイヌとカメ200 子犬の頃、いや子供の頃、縁日の屋台のみどり亀は、宝玉のように美しかった。

 親には禁じられていたのに、ひとりの時に小遣いで、叱られるのを覚悟で買った。

 屋台のおじさんは、売り渋っていた。 なぜか。

 数日後に分った。その美しい緑色はどんどん失せて、灰色の石亀になっていたからである。

 塗料で色付けされていたのだ。 それでも、その石亀が好きだった。

 今、亀といえば「レッドタートル」 高畑勲さんとマイケル・デュドクド・ヴィット監督の

 共同アニメーション作品だ。興行的には成功しなかったそうだが、これは珠玉の作品だね。

 そして、おそらく色あせない。 おじさん、嘘つかないよ。これは本物「レッドタートル」・・・以上、夜市の屋台にて

 こちらの版画は、「ヤブイヌとカメ」(部分)      今月の詩画は「海ほうずき」です。

2018年7月17日神は細部に宿る

 駒草・八ヶ岳280 久しぶりに、八ヶ岳を歩いてきました。

  硫黄岳から横岳に向かう途中、駒草が群生していました。

  駒草は、高山植物の女王と言われていますが、

  小さくて、砂利場に這うように咲きます。地味です。

   厳しい環境に咲く力を持ちながら、保護されている希少種です。

  有毒にして、薬草。 女王なのに、馬面。 だから、駒草?

  この駒草に、きわめて小さな名も知らぬ虫が止まっておりました。

  「神は、細部に宿る」 それはこういうことなのさ、とでもいうように。

  銅版画もかくありたいものだ。 見上げると、彼方に遠いアルプスの山々。

2018年7月11日ウキウキアヒルと遊ぶ日は

 うきうきアヒル200web ウキウキアヒルはなぜ、ウキウキアヒルなのか。

 水に浮くのは当たり前。

 やっぱりそれは、見ているだけでウキウキするから。

 気の滅入るような邪気を払うためにも、ウキウキしよう。

 そうしよう。ウキウキアヒルは日暮里にいる。

 金魚鉢は、ひよこ堂で見つけた。この鉢で、心の雨を受け止めた。

 ウキウキアヒルを遊ばせる。。。しょっぱくて、海みたいでしょ。

2018年5月4日詩画と茂吉

茂吉280 家事をしながら、言葉をさがす。

 画は、描かないと出てこない。

 急ぐときはペン画で、水彩をして、つかまえる。

 銅版画の描画は、とても楽しい手仕事なので、日々の悩みは消えるけど

 集中しすぎてしまい、結局、へとへとに、遊び疲れてしまう。

 休息がひつようです、と茂吉がいう。 茂吉・・・・・

 昨年ウチに来たオオカミイヌのぬいぐるみである。

 ときどき、ぎゅっとしてやる。

2018年4月8日八重の桜の花の下

IMG_1745花の下 先日、高畑勲さんが亡くなられた。

 東映動画で活躍されていた頃、そこで仕事をしている若い叔父がいて、

「東映まんがまつり」によく連れて行ってくれた。当時、映画館はあまり

 きれいな場所でなく、両親は渋い顔をしていたが、いつも楽しみだった。

 館内が混んでいるときは、映写室から観せてもらった。子供だったから

 のぞき窓にかぶりついた。「ニューシネマパラダイス時代」だった。

「僕の企画はよく当たるんだよ」その叔父も、すでにこの世にはいない。

 今日は花まつりなので、お寺さんでは甘茶がふるまわれたりする。

 八重桜の花の下。ふいに鎮まるとき。 あのベンチにも、目に見えぬ「誰か」がきっと憩っている。。    合掌。

2018年3月13日メジロが梅にキスをした

メジロ梅にキス244 小石川植物園は、あまり造りこまれていないので、下草が生え、とても豊かだ。

 陽気の良い普通の日、なんとなくのんびり過ごす。たまにカワセミが狩りをしている。

 今は梅が咲き香っているので、メジロも花蜜を吸いに来た。

 細田傳造の詩「紅梅キャラメル」のなかの緑の鳥も、たぶんメジロだな。

 はらっぺらしのメジロさん、梅の花蜜はよほど美味しいものらしく、

 あっちの花、こっちの花、大興奮で、大騒ぎだ。

 おかげでこっちまで春めいた気分になってくる。

 こうしてみると、メジロもペンギンに似ている。

2018年1月9日今月の詩画と生きてゆく私

2018生きてゆく私 空に両手を差し伸べる。ただそれだけで幸せだ。

 自由がここにある。 心から、私は一本の木である。

 だが、制約もここにある。 この手は、空をつかめないからだ。

 だから、手は、「心」より不自由だ。

 そんな手で、銅版画という原っぱを掘る。無数の線と点で根を張ってゆく。

 細かいから、涙が出てくる。悲しいわけではないが、泣きながら掘る。

 落書きみたいな画も、たわごとみたいな詩も、泣きながら生まれてくる。

 野良仕事に疲れて、空に両手を差し上げる。

 空が、この手をつかんでくれたらいいのに。

2018年1月1日貫いてゆく 生きてゆく

去年今年貫く棒の如きもの 高浜虚子

こぞことしつらぬくぼうのごときもの

――——―――—————―――――   いつも この句に励まされる

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