2014年11月9日今月の詩画「あの日柳の木の下で」について
「あの日柳の木の下で、あなたは本を読んでいた・・・」
この銅版画も詩も、ヴァリエテ本六の店主、高橋さんとのかかわりの中で、小さなきっかけが種となり、生まれたものです。
そこから、書肆山田の大泉さんとの出会い、詩画集「この世が嘆きの谷だとしても」の出版へと至りました。
それぞれの時間が流れ、それぞれの想像力の中で、多くの人の心と力を持ち寄って、成し遂げられる本作りを知りました。
今になって、気づくことも多くあります。
人との絆、絆といわれますが、人とのかかわりを受けとめる「ひとりの時間」も必要です。
本を読んだり、夢みたり、ものおもう「ひとりの時間」は、尊いものです。