2024年5月9日銅版画「竜宮童子」の思い出
どんな形であれ、自分の作品が誰かの心に届き受けとめてもらえるのは、うれしいです。
銅版画「竜宮童子」は、2011年秋、本郷のBook &Gallery「ヴァリエテ本六」に展示。
最初の版は、東大の会議に出席するため通りがかったイギリス紳士が買ってくれました。
当時本六の手伝いをしていた竹本清香さん(「芸力」代表)が対応してくれたそうです。
「来年は辰年で・・・竜宮童子とは・・・」 (想像です)
店主の高橋丁未子さんは、竹本さんを、スーパータケヤンと呼んでいました。
高橋さんは元編集者で、竹本さんはシステムエンジニア、ふたりは名コンビでした。
店の奥には小さな仕事場があり、そこはふたりの秘密基地。
店先のウィンドウは、皆大好きで、独特の魅力があって、別世界への入り口でした。
「ヴァリエテ本六」は、もう本郷にはありませんが、思い出の中に、あの頃のまま。