2020年5月7日眠りの物語
「オルランド」という物語の主人公は、「老いてはならぬ」という魔法の言葉(命令)によって
何世紀も生きることになるのですが、実は、節目節目に、何日も爆睡し続けました。
まるで人生を再構築するように、深い眠りと目覚めを繰り返すのです。
「いばら姫」は、百年の眠りの果てに、老いる時間を忘れて目覚めました。
この物語を ディズニーは「眠りの森の美女」として描き、その寝顔はボッティチェリの「読書の聖母」の美しさ。
そして、映画「トーク・トゥ・ハー」は、現代的な解釈で、「眠り姫」物語の真相を暴いてしまいました。
眠りは、生死の間に横たわる再生の泉でしょうか。 限りなく死に近い、安らかな治癒の森なのかもしれない。
一日の仕事を終えて、眠る皆様。 激しい闘いの後の戦士のように、重く深く眠る皆様。
再び目覚めるために、「おやすみなさい」 夢で逢いましょう。。。