2016年11月14日「今月の詩画」に寄せて~お拾いさま
「黄色い思い出」のいちょう並木は、もう思い出の中にしかありませんが、
落ち葉で遊ぶ子どもの姿は、あちこちで、今も昔もかわりません。
子どもはなぜか、お拾いさまです。木の実、石ころ、落ち葉を拾う。
お拾いさまは、神様です。
そういう神性が、子どもからすっかり抜けるのが、七つの歳と言われています。
七五三も、子どもが神様に近い者から人になってゆく過程なのかもしれません。
今夜のスーパームーンのような科学的な根拠はありません。
根拠なく、子どもは拾うのです。いろんな葉っぱ、いろんな木の実、落ちているもの、あれやらこれやら。